「天上の明水」は買取とレンタルどちらが得?サーバー2機種の月額と、元が取れる年数を計算してみた

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公開日:2026年10月5日|更新日:2026年10月5日

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ウォーターサーバーを選ぶとき、多くの人が最初に見るのは「お水1本いくら」です。ところが「天上の明水」は、サーバーを借りるか買い取るか、そもそもサーバーを使わないかまで自分で選べます。組み合わせが多いぶん、結局どれがいちばん安いのか分かりにくいサービスでもあります。

そこでこの記事では、2026年10月3日時点の公式オンラインショップに表示されている価格をもとに、私が組み合わせごとの月額を計算しました。サーバーを買い取った場合に何年でレンタル代の元が取れるかも割り出しています。最後に、ボトルの「開封後2週間」という目安から、何人くらいの家庭に向いているかも考えました。私自身は天上の明水を利用したことがないため、体験談ではなく公式情報と計算にもとづく解説です。

この記事の要点

  • 天上の明水は広島県の「龍頭峡」で採水した天然水を、加熱せずにボトル詰めしている。12Lボトル2本セットは3,024円(税込・2026年10月3日時点の価格)で、1Lあたり126円
  • サーバーはハイグレード(レンタル月770円/買取63,800円)とスタンダード(レンタル月550円/買取55,000円)の2機種。ほかに、電気を使わない「クレードルセット」(2,530円)も選べる
  • 買取の元が取れるまでの期間は、ハイグレードで約6年11か月、スタンダードで約8年4か月。多くの家庭ではレンタルの方が割安になる計算
  • 標準プランの最低利用期間は2年。よくある質問では、2年未満で解約すると11,000円(税込)の早期解約手数料がかかる場合があると案内されている
  • 開封後は2週間以内が目安なので、12Lボトルを使い切るには1日あたり約0.86L飲む必要がある

天上の明水とはどんな水か

天上の明水は、広島県安芸太田町の筒賀地区にある「天上山」のふもと、名峡「龍頭峡」で採水される天然水です。もしもアフィリエイトに掲載されている広告主の説明では、採水地の森は広島県で最初に「自然環境保全地域」に指定された場所とされています。2026年で販売開始から30周年を迎えたそうです。

製法の特徴は、お水を加熱せず、複数の微細なフィルターでろ過してボトルに詰める「非加熱充填」です。公式のよくある質問では、加熱しないことで採水地の水に近い口当たりが保たれると説明されています。また、有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)の検査では「検出なし(定量下限値未満)」だったとしています。

配送は全国対応で、北海道と沖縄・離島を除くエリアは送料無料です。北海道は別途送料がかかり、沖縄・離島は要問い合わせとされています。広島県内の一部では、自社スタッフによる配送も行っています。

選べるサーバーと料金の一覧

公式オンラインショップの商品ページに表示されている価格(税込)をまとめました。いずれも2026年10月3日時点の価格で、多くの商品は通常価格からの割引価格が表示されていました。

商品 表示価格 通常価格
天上の明水12Lボトル×2本セット 3,024円 3,240円
ハイグレードサーバー レンタル(ホワイトのみ) 月770円 月1,100円
ハイグレードサーバー 購入(ホワイト/ブラック) 63,800円 66,000円
スタンダードサーバー レンタル 月550円 月880円
スタンダードサーバー 購入 55,000円 -
メンテナンスパック(任意) 月330円 -
クレードルセット(台座とバルブ) 2,530円 2,750円

2機種の違いは、主に機能とデザインです。ハイグレードサーバーは、冷水タンクをUV LEDで殺菌する機能、部屋が暗くなると自動で節電モードに切り替わるセンサー、カップ麺にも使える再加熱機能を備えています。グッドデザイン賞を受賞したモデルで、ボトルが本体の中に隠れるデザインです。電気代は、エコモード使用時で月約580円が目安とされています。

スタンダードサーバーは、通水経路を加熱して殺菌する「クリーン機能」と、全ボタンを無効にできるスライドロックを含む2重のチャイルドロックが特徴です。省エネ構造により、従来機より電力を30%抑えたと説明されています。価格差はレンタルで月220円、2年間で5,280円です。この差を、UV殺菌や再加熱、見た目の良さに払う価値があるかどうかが判断のポイントになります。

組み合わせ別の月額を計算してみる

公式サイトの料金シミュレーターは、1か月あたりのボトル本数(2本・4本・6本・8本)で月額の目安を出す仕組みです。同じ考え方で、サーバー代を含めた月額を計算しました。電気代とメンテナンスパックは含めていません。

1か月の本数 ハイグレード(レンタル) スタンダード(レンタル) クレードル(サーバーなし)
2本(24L) 3,794円 3,574円 3,024円
4本(48L) 6,818円 6,598円 6,048円
6本(72L) 9,842円 9,622円 9,072円

表を見ると分かるとおり、月額の大部分はお水代です。サーバーの違いによる差は、どの本数でも月220〜770円にとどまります。そのため、機種選びで悩むよりも「毎月何本飲むか」を正しく見積もる方が、支払額への影響はずっと大きくなります。

クレードルセットは、ボトルに直接バルブを付けて台座に置くだけの道具で、冷水も温水も出ません。そのかわり電気代がかからず、停電時にも使えます。公式のよくある質問では、災害時の備えとしてもすすめられています。常温の水を料理やお茶に使うのが中心なら、いちばん安い選択肢になります。

買取とレンタル、何年使えば元が取れるか

ここからが私の計算です。サーバーの購入価格をレンタル料金の月額で割ると、何か月で買取の方が安くなるかが分かります。

  • ハイグレード:63,800円 ÷ 770円 = 約82.9か月(約6年11か月)
  • スタンダード:55,000円 ÷ 550円 = 100か月(8年4か月)

つまり、ハイグレードは7年近く、スタンダードは8年以上使い続けて、ようやく買取の方が安くなります。ウォーターサーバーは家電なので、その間に故障したり、引っ越しや家族構成の変化で使い方が変わったりする可能性も考えておく必要があります。こうした点を考えると、多くの家庭ではレンタルを選ぶ方が無難だと私は考えます。

買取が向いているのは、「ブラックのハイグレードサーバーがどうしても欲しい」場合です。レンタルはホワイトのみなので、ブラックを使うには購入するしかありません。また、公式サイトでは買取プランについて「翌月以降はお水代だけ」と案内されています。長く住む予定の持ち家で、7年以上使うつもりがあるなら、検討する価値はあります。

なお、今回の計算は2026年10月3日時点の割引価格を使っています。通常価格(ハイグレードのレンタル月1,100円、購入66,000円)で計算すると、元が取れるまでは60か月(5年)に縮まります。申し込む時点の価格で、もう一度計算し直すことをおすすめします。

「開封後2週間」から考える、向いている家庭

公式のよくある質問によると、天上の明水の賞味期限は未開封で製造から約6か月です。一方、サーバーにセットした後は2週間以内に飲み切るのが目安とされています。12Lのボトルを2週間で使い切るには、1日あたり約0.86Lが必要です。

コップ1杯を200mlとすると、1日4杯強です。1人暮らしで飲み水だけに使う場合は、これを下回ることも十分ありそうです。反対に、2人以上の家庭で、飲み水に加えてお茶やコーヒー、炊飯にも使うなら、無理なく使い切れる量だと考えられます。

1人暮らしで使うなら、最少の「月2本(24L)」から始めて、余りそうな月は次回配送をスキップするのが現実的です。スキップは、マイページの定期購買管理画面から操作するか、次回お届け予定日の7日前までにサポートへ連絡すれば可能と案内されています。配送の周期や1回あたりの本数も、問い合わせれば変更できます。

もう1つ確認しておきたいのは、ボトルの扱いです。天上の明水は使い終わったボトルを回収していないため、PET製のボトルを自治体のルールに沿って自分で捨てる必要があります。ゴミ出しの手間を減らしたい方は、この点も比較材料にしてください。

申し込む前に確認しておきたいこと

  • 最低利用期間:標準プランは2年間です。よくある質問では、2年未満で解約すると11,000円(税込)の早期解約手数料がかかる場合があると案内されています。一方、サーバーのページには「原則、解約に伴う違約金等はない」とも書かれています。申し込む前にカスタマーサポートで確認しておくと安心です。
  • 届くまでの日数:初回はサーバーの設置と説明があるため、申込日から最短5〜7営業日です。設置日時は電話で調整します。
  • 支払い方法:オンラインショップでは、クレジットカードのほか、Google Pay、Apple Pay、あと払いペイディが使えると案内されています。
  • 設置:工事は不要で、家庭用100Vのコンセントがあれば設置できます。賃貸住宅でも使えます。冷えにくくなるのを防ぐため、壁から10cm以上離して置くよう案内されています。
  • お試し:12L×2本とクレードルセットが付いた「お試し試飲セット」があり、2026年10月3日時点では特別価格3,300円(税込)と表示されていました。お1人様1回限りです。

よくある質問

Q1. 広島県外でも申し込めますか?

全国に配送しています。北海道と沖縄・離島を除くエリアは送料無料です。北海道は別途送料がかかり、沖縄・離島は問い合わせが必要とされています。

Q2. 引っ越しをしても使い続けられますか?

引っ越し先でも継続して利用できます。マイページでお届け先住所を変更するか、配送日の7日前までにサポートへ連絡します。サーバーを運ぶときは、水漏れを防ぐためにボトルを外し、内部の水を完全に抜いておくよう案内されています。

Q3. 停電したらお水は出ますか?

ボタンで操作するサーバーは、停電中はお水を出せません。停電時の備えとしては、電気を使わずにボトルから直接注げるクレードルセットが案内されています。

Q4. サーバーの電気代はどのくらいですか?

ハイグレードサーバーは、エコモード使用時で月約580円(1日約19円)が目安です。これは温水・冷水をそれぞれ1日600ml使い、電気料金を1kWhあたり27円として計算した数字です。スタンダードサーバーは、月約500円程度からが目安とされています。

Q5. 定期配送とは別にお水を追加で注文できますか?

12Lボトル2本セットを通常購入すれば、追加で注文できます。定期購入の本数そのものを変えたい場合は、カスタマーサービスへの連絡が必要です。

Q6. 契約前に味を確かめる方法はありますか?

12L×2本とクレードルセットが付いた「お試し試飲セット」があります。クレードルセットが付くので、サーバーがなくても飲めます。お1人様1回限りの販売です。

まとめ

天上の明水の料金を分解してみると、月額の大部分はお水代で、サーバーの機種による差は月220〜770円でした。買取の元が取れるまでには7〜8年以上かかるため、ブラックのサーバーにこだわる場合や、長く使うことがはっきりしている場合を除けば、レンタルで始めるのが合理的だと私は考えます。

家族で毎日たくさん使う家庭はハイグレードかスタンダードのレンタル、常温の水を料理に使うことが多い家庭や停電への備えを重視する家庭はクレードルセット、と分けるのが選びやすいはずです。迷う場合は、まずお試し試飲セットで味を確かめてから決めるのも良い方法です。最低利用期間と解約時の手数料は、申し込む前に必ず確認してください。

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